富裕層所得税75%を導入か(仏)

 フランス大統領選の決選投票が6日行われ、野党社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が、国民運動連合のニコラ・サルコジ大統領(57)を破って当選した。オランド政権が発足することで、最大で75%との見方もある富裕層脱の新設、脱原発など大きく前政権とは違う方向に舵を切ることになる。

 オランド氏は、投票直前の討論会では、最大の懸案事項である財政再建のために富裕層に最大で75%の所得税を課す計画をぶちまけている。年収で100万ユーロ以上が対象となりそうだ。

 ただし、サルコジ氏も日本では消費税に相当する税率アップを打ち出していたために、どちらにしても増税は回避する道はなかった。そのため、スイスへの移住、さらには高税率ながら仏よりもまだ税率が低い英国への移住が注目を浴びるようになる、との見方がある。


オランド新大統領とファーストレディー となるヴァレリーさん

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