大炎上したMBS女性記者による特集

 大阪市の橋下徹市長の囲み会見でMBS(毎日放送)女性記者による取材が話題となったが、その大阪府公立学校の君が代斉唱に関する特集が11日、同局の報道番組「VOICE」の中で放送された。

 「国家起立斉唱 揺れ動く『声』」と題して特集。君が代の起立斉唱が職務命令で実施されたことについて学校長に行ったアンケートを紹介した。

 斉唱することについて、賛成22、反対6、どちらでもない14、無回答2となった(44人中、回答率26%)。

 口元チェックについて、やりすぎだと思う26、どちらとも言えない12、無回答3、当然だと思う3(44人中、回答率26%)という結果になった。

 番組の前半は、歌うべきだという肯定的な意見を取り上げている。そして、99年に国旗国歌法を制定した際の官房長官だった野中広務氏へのインタビュー。そして後半は、起立させることには賛成だが、斉唱させることには反対という意見の校長のインタビューなどがある。

 橋下市長は後半で出てくるが、記者の質問はカットされている。報道としては、当初からの意図は感じるものの、それなりのバランスを持った配分となっている。しかし、もはや囲み会見の印象が強すぎて、それを超えるほどのものはなかったような印象だ。

 会見もインターネットでライブ配信される時代だけに、その後の編集の難しさもうかがうことができる。

 この囲み会見では、とんちんかんな質問だと市長が怒り心頭に発して声を荒げた。そうしたやり取りは約30分続いた。

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