コジマ筆頭株主の創業家会長が退任

 家電量販大手コジマは、創業家の小島章利会長(48)が退任し相談役に退く人事を発表した。小島氏は12.2%の株式を持つ筆頭株主。すでに合意しているビックカメラへの買収に最後まで反対していたともされており、内部のごたつきを現しているようだ。

 小島氏は創業者である父・勝平氏の長男で2002年から、父の後を継いで社長に就任。しかし、2010年には、創業家の娘むこである寺崎悦男常務が社長し、小島氏は会長に就任していた。

 最後のチャンスでもあったエコポイント、地デジ需要の際でも浮上することができずにいた。

 小島氏はビックカメラによる買収にただ一人だけ最後まで反対していたとされる。表向きは任期満了で、経営体制の変更ということになるが、代表権のない相談役に退き、一線からは離れる。

 ビックは6月に子会社化する。

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