トマトジュース摂取で運動の疲労軽減(カゴメ実験)

 カゴメ総合研究所は、鈴鹿医療科学大薬学部との共同研究で、トマトジュースの摂取が、運動後の疲労を軽減する効果が期待されることがわかった、と発表した。

 この研究では、トマトジュースの摂取が運動疲労に与える影響をより詳細に検討するため、マウスを用いた試験で、トマトジュースとその上清の摂取が疲労バイオマーカーに与える影響と効果的な摂取タイミングについて検討した。

 運動前、運動中間、運動後のいずれかのタイミングでマウスにトマトジュースまたはその上清を摂取させ、運動後の疲労バイオマーカーの濃度を測定。

 その結果、トマトジュースを運動前または運動中間のタイミングで摂取することで、運動後の疲労バイオマーカーが軽減されることが明らかとなった。さらに、この効果はトマトジュース上清のみによっても見られたことから、アミノ酸やクエン酸などのトマト中の水溶性成分が有効成分であることが示唆された。

 鈴鹿医療科学大の佐藤英介教授は「運動前または中間でのトマトジュースの摂取により、運動後の血中疲労バイオマーカーの増加が抑えられることが明らかとなりました。この結果より、運動の前や合間にトマトジュースを飲むことで運動疲労の軽減が期待できます」とした。

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