ピニンファリーナ氏死去、イタ車デザインの巨匠

 フェラーリなどのデザインで知られるデザイナー、セルジオ・ピニンファリーナ氏がこのたび、伊トリノの自宅で亡くなった。85歳だった。フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は「フェラーリの成功は彼とは切り離すことができない」との哀悼の意を示した。

 ピニンファリーナ氏は1926年、トリノに生まれ、トリノ工科大で機械を学んだ。卒業後は父親の後を継ぎ、現在のピニンファリーナを運営。フェラーリ、マセラティなど数々の名車のデザインを手掛け、ピニンファリーナを語らずしてフェラーリを語ることができないほどの存在となった。

 デザイン会社は世界的な高級車デザイン会社にまでその名を高め、現在は息子が後を継いでいる。

 日本人著名デザイナーの奥山清行氏も、同事務所にディレクターとして在籍していたこともある。


ピニンファリーナ氏(中央)右はエンツォ・フェラーリ氏

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