元ヤン・ギャル生活実態調査、消費は酒、パチ・スロ

 博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所は28日、元ヤン・元ギャル男女の「メディア・生活実態調査」の結果を発表し、家族や仲間との絆を大切にし、情報取得はスマホでインターネット、消費は酒、パチスロという特徴がわかった。

 これまで数値としてあまり捕捉されていなかった「元ヤン・元ギャル層」の生活実態やメディア行動の実態に迫った調査。この結果から、「身近な嗜好品×身近な仲間×テレビ×通話・メール・ネット」を意識することで元ヤン・元ギャル層における消費の可能性を探ることができると言いうことができる。

 ◆仲間や家族との絆が大切
 地元の友人と週に1回以上会って話す人が38.3%と、「一般」より10ポイント以上高い結果となりました。また、20代のうちに子供をもうける人が38.0%と高い割合を示しており、仲間や家族との絆を強く持ち周囲の人を大切にする人が多いようだ。

 これらの結果から、身近な人たちとのリアルでダイレクトなコミュニケーションを重視する傾向があることがわかった。

 ◆情報源はテレビと携帯・スマホでのネット。SNSに頼らない
 メディア接触については、テレビの視聴時間が「一般」より16以上長く、情報収集はテレビがメインであることがわかった。SNSの利用頻度については、「一般」より10ポイント低いものの、携帯・スマホからのインターネット接続時間が長く、通話頻度も高い(一般より10ポイント以上)、という実態が明らかになった。

 また、知人との交流においては「直接話す」「電話をする」などシンプルなコミュニケーションが支持されている。

 ◆メリハリ消費
 「お金はあれば使う」と回答した人は全体の64%を占め、とくに酒、パチンコ・スロットでの消費比率が高い結果となった。それぞれの利用率(よく利用+たまに利用)は、酒(67.3%)、パチンコ・スロット(23.3% ※「一般」と9.3ポイント差)。

 一方で、73.0%の人がディスカウントストアを利用したり、26.6%の人がリーズナブルな無料通話アプリを利用したりするなど、賢い節約術を交えながらも、嗜好品や娯楽に一定のお金をかけるというメリハリのある消費行動実態がうかがうことができる。


パチンコ・スロットの利用

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