自民党総裁選へ出馬する石原伸晃幹事長は13日、ＴＢＳ系「みのもんたの朝ズバッ！」に生出演し、東京電力福島第一原発を「福島原発第一サティアン」と呼んだ。
福島の表面をはぎとった汚染土の処理の話題で、今後の置き場所について、石原幹事長は「福島原発第一サティアンしかないと思う」と述べた。
サティアンは旧オウム真理教の基地を指す名称。単なる言い間違いかどうか、本人がこの言葉を使った真意はわからないものの、被災者がどう受け止めるのか。あまりにも配慮のない失言となった。
これには見方からも異論が噴出。福島出身で自民党の佐藤正久参院議員はツイッターで「石原幹事長、ちょっと言葉に気をつけた方がよい。福島第1原発は「サティアン」ではない。サティアンとはオウム真理教で使われた言葉でもあるが、サンスクリット語で聖地の意味だと思う。第一原発で安全化のために酷暑の中で働いている方々はどう思うだろうか？」と疑問の声を呈している。
