カオス化したセレブ小学校「青山学院初等部」

 大女優の娘が絡んだという刑事事件級の「いじめ」で世間の注目を集めてしまった青山学院中等部。権力争いなどまだいい方で、トップの破廉恥な行動や、一部に言われる「御布施」疑惑など問題が山積する。今年も入試を目前に控える同校の実態とは?

「大物女優の娘のいじめ事件」


青山学院初等科
 青山学院、学習院、慶応義塾と言えば、日本有数の名門小学校にも数えられる、言わば「セレブ小学校御三家」。その一角を占める青学中等部で、「女子トイレに閉じ込め服を剥いで写真撮影・青学中等部『セレブ子女』いじめ主犯格は大物女優の娘」と「週刊文春」(8月30日号)という、前代未聞の「事件」が大きく報じられた。

 かつて大物女優と呼ばれた「K」とイニシャル表記されているが、中等部に通う娘が同級生に金を渡して、ターゲットの女子生徒をトイレで暴行して映像を撮影するという、まるでドラマのような事件を起こしたというのだ。その母は、学園ドラマで理事長を演じているという、何とも皮肉な事態となっている。

 さて、ここに登場する加害者、被害者ともに全員が初等部からの上がりだという。関係者の話によると、登校の際に車での送迎は禁じられているが、この娘は車通学をしていたというから、子どもたちから目の敵にされるのも当然。また、初等部時代から顔にコンプレックスを持っていたこともあり、いじめられる側だったという。

 「報復」が中等部に上がってから行われた格好だが、「その病巣は初等部にある」(青学OB)という認識は多くの関係者が持っているようだ。

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