銀座を目指す中国人ホステスたち

 「警察とマスコミが多数来たので何かと驚いた」


 銀座の夜の街で複数のホステスが警察に「しょっ引かれる」という珍しい光景に、ある店舗関係者は驚きを隠せなかった。

 クラブ「ゴールド」が今月に入り、中国人ホステス4人が無許可で活動をしていたとして、入管難民法違反の疑いで警視庁に店舗が捜索され、そして中国人ホステス4人が逮捕されたのだ。中国人が増えていたのは、ここ数年のことであるが、昨年3月11日に発生した東日本大震災以降は「さらに増えたような気がする」と銀座のホステスは話す。

 震災後は「店舗の経営権を譲りたい、という人も出てきましたし、実際にあいさつの次に取引の話題が出たという話もあるくらいです」(黒服)という。

 また、ホステスによっては「山積みになるほど持っている」というのが東京電力幹部や社員らの名刺。その超優良顧客であった東電も、福島第一原発事故の後は「銀座出動」を自粛するなど、以前のような裾野の拡がりはない。

 そんな時に勢力を伸ばしてきたのが海外勢、とりわけ中国勢だ。

 「カワイイ子は渋谷などでスカウトされることが多いのですが、中国人ホステスはどこでスカウトされているのかわからない?」とあるホステスがいう。なぜ、どうやって銀座へ進出するのか。

 ただ原理は思ったより単純。昼間のアップルストアやユニクロの店舗などをはじめ、銀座のあちらこちらに中国人がいるのと似たようなものだ。

 「中国人ホステスも銀座で働くというステータスがあります。中国人にも認知度が高く、観光客が銀座でショッピングをするくらいですから。歌舞伎町も 中国人は増えましたが、やはり銀座の方が彼女たちにとってはステータスがあるのです」と業界関係者がいう。今回の舞台となった店舗は、中国人オーナーの下で中国人ホステスが働いている所だ。

 日本人として銀座のステータスを再確認できたことは喜ばしい限りだが、これ以上中国人ホステスが増えるのは賛否両論ありそうだ。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる