東京電力は29日、来年1月1日付けで「福島復興本社」を設立することを発表した。所在地は楢葉町のJヴィレッジとする。
同本社は、福島県にある全ての事業所の復興関連業務を統括し、原子力事故被災者への賠償、除染、復興推進などについて、迅速に一元的に意思決定するための窓口となる。
組織は、企画総務部、福島原子力補償相談室、除染推進室、復興推進室、福島広報部からなる「福島本部」を設置。また、5地点(福島市、いわき市、郡山市、会津若松市、南相馬市)に事務所を整備し、地域業務に対応していく。
そのため、500人規模の要員増強を行い、県内の火力・水力発電所などとの協力体制のもと、全体で4000人以上の体制となる見通し。