Googleが1700億円を節税、3年前の2倍に

 米インターネット検索最大手グーグルが、資金を移転させる方法によって、全世界で支払う税金の20億ドル分(約1700億円)を節税し、その額が3年前の約2倍になっていたことが、ブルームバーグの調べでわかった。グーグル、アップルがなぜ世界で最先端と言われるのか、一つの所以がここにある。

 ブルームバーグによると、オランダの子会社が提出した財務資料から、オランダからバミューダ諸島の会社に98億ドルの儲けを移転させていたという。

 過去にはアップルが「ダブルアイリッシュ」というスキームを実行し、アイルランドに収入の一部を移転させ、さらにオフショアに置いた関連会社に移転させるというものだった。

 また、アイルランドは、オランダを経由すれば節税効果があることから「ダッチ・サンドウィッチ」と呼ばれる。

 IT産業はメーカーなどと違って法人拠点を移しやすいためだが、グーグルはアイルランドをはじめ、各国の雇用に大きく貢献しているというのが持論だが…。

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