ヘッジファンドが自社オフィスを買値の4倍で売却

 米ヘッジファンド運用会社ジマー・ルーカス・キャピタルは、本社を4990万ドルで売却したことが22日わかった。世界最高額のオフィスとされていた。

 米NYマンハッタンのセントラルパークのすぐそばにある、ボザールマンションと呼ばれる。サザビーズなどの不動産流通サイトには、当初は6500万円で価格提示していたが、最終的には4990万ドルで売れたようだ。

 このビルは5階建てで、かつてリーマンブラザーズ証券の当主であったフィリップ・リーマン氏が保有していた。その後は一族のロバート・リーマン氏が後に居住したこともあったが、
メトロポリタン美術館に中を貸し出すなどしていた。

 2005年にジマー・ルーカスが1300万ドルで購入し、立地が良いということもあって本社オフィスとして使用していた。途中、不動産バブルの崩壊などもあったが、昨年あたりからマンハッタンの不動産市況が好転していることも売却を後押しした。

 最終的には7年間寝かせておいたことで、購入額の4倍近い値段で売れたことになる。


執務室

ボザールマンションの外観

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