「被ばく」米兵8人が東電相手に120億円の損害賠償

 昨年3月の東京電力福島第一原発事故で、現地に「トモダチ作戦」で派遣された米兵8人が、被ばくしたとして同社を相手取って損害賠償を求めて、サンディエゴの米連邦地裁に提訴していたことが27日わかった。

 ブルームバーグによると、原告8人は原子力空母ロナルド・レーガンに乗務しており、福島第一原発の被害を正確に伝えられていなかったために、被ばくしたと主張。21日に提訴したという。

 賠償金は、健康損害として1000万ドル(約8億5000万円)、心理的損害として3000万ドル(約25億5000万円)、治療費とケアの費用として1億ドル(約85億円)。合計すると、約120億円ということになる。


トモダチ作戦を実行する米兵たち

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