隣の美人秘書の年収は1000万円、社長の合コン手配も?

 ぐるなびが運営する秘書業務サポートサイト「こちら秘書」は、秘書約500人を対象にした年収・貯蓄額に関する調査結果を発表し、年収1000万円以上が5.8%、700~1000万円が14.5%と、一般会社員女性よりも高いことがわかった。

 この調査は現役の秘書会員502人(男性77人、女性425人)を対象にインターネット上で行われたもの。



 秘書の年収については、「301~500万円」(45.5%)が多く、「501~700万円」(24.1%)、「701~1000万円」(14.5%)と続いた。秘書は比較的女性が多い職種ながらも、一般会社員女性の平均給与232.9万円、全体平均給与349.7万円よりも高くなっている(国税庁「平成23年分民間給与実態統計調査結果」調べ)。

 また、貯金額でみると、100~300万円までは全体の約半数に上る46%となっているが、中には1000万円移以上という回答が19.7%もある。4、50代が多く、秘書経験10年以上のベテランも多い。

 また、調査にはないが、女性秘書は役員が代わるごとに人事異動があったり、退職などもあり、必ずしも長くキュリアを積むのは簡単ではないようだ。大手企業秘書部門の幹部によれば、秘書室長などの秘書を束ねる部門長は男性の場合が多いそうだ。理由の一つには、男性の役員が多いことと、若い女性が好まれることもあるという。

 一方で創業者系社長は自身がスカウトしてきた人も多いそうで、そうした場合には別の業種から来た人も多く、必ずしも秘書経験は長くないとも言われる。ただ、こちらの場合は年収は高額だと見られる。

 仕事の苦労は様々あるようで、ある創業社長の個人的な株取引で、証券会社がヘマをして、その後始末の交渉をした。あるいは、社長の土地取引に絡む個人的な裁判での各方面への調整や手配、反社会的勢力からの脅しへの対応など面倒な業務があったことも聞こえてくる。

 こうした苦労は様々あるようで、調査の中では以下のような回答があったそうだ。

・犬の世話(30代・女性)
・合コンの手配 (50代・女性)
・背中に「シップを貼って」と依頼されたこと (40代・女性)
・上司の社用車を代わりに駐車場に入れること(運転が苦手で自信がなかったため) (50代・女性)

 公私混同に近い「業務」も多いため、しわ寄せは秘書に降りてくるわけでかなり多忙でもある。女性秘書の昼食は、「自宅から持参した弁当」(29.9%)、「コンビニ・スーパー・デパ地下などで購入したもの」(28.7%)、「飲食店での外食」(28.0)となっている。外食ではうどん、そばなど手っ取り早いものも好まれているようだ。

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