歌舞伎俳優のギャラ相場、大和田常務とオネエ検査官は?

 市川中車(香川照之)さん、片岡愛之助さんがTBS系連続ドラマ「半沢直樹」での好演や、尾上松也さんが元AKB48前田敦子さんと交際が発覚したり、再び脚光を浴びているのが歌舞伎俳優。そのギャラの推定相場を写真週刊誌「FLASH」(10月15日号)が公開している。

 人間国宝などの重鎮クラスの相場は次のとおり。左は歌舞伎のギャラ、右はドラマ(1話あたり)の推定ギャラ(単位:万円)だ。

坂田藤十郎  700~900 500
松本幸四郎  700~900 100~200
尾上菊五郎  700~900 100~300
片岡仁左衛門 700~900 100~300
中村吉右衛門 700~900 100~200
坂東玉三郎  700~900 300~500
坂東三津五郎 600~800 100~200
中村福助   500~700 50~70
中村橋之助  500~700 50~70

 全国区の人気者となった香川さん、愛之助さんクラスは中堅どころで、香川さんは歌舞伎が300~500万円、テレビが100~200万円だという。愛之助さんは歌舞伎400~600万円、テレビ50~80万円。

 歌舞伎は松竹がほぼ丸抱えしているために、公演で全国行脚して回るためスケジュール調整が難しい。特に拘束時間が長くなる傾向にあるテレビドラマや映画などへの出演は難しくなる。これまでは、時代劇などがしっくりくることもあったが、40代の中堅の活躍で今後は、様々な方面からのオファーも増えることだろう。

 ちなみに、市川海老蔵さんは、歌舞伎400~600万円、テレビ80~100万円。尾上松也さんは歌舞伎80~120円、テレビ30~50万円だという。歌舞伎のギャラは名籍や年功序列だが、テレビのギャラはそうでもないのが梨園の世界なのだ。

 その松竹だが、今年3~5月期の売上高は前年同期比16.4%増の221億5900万円、営業利益は黒字転換し23億5500万円、純利益も11億4800万円となった。4月からのこけら落とし興業は客入りも良く業績も好調に推移している。

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