結婚相手の条件「年収8000万円以上」、宝塚男役トップと世間の需要

 宝塚歌劇団の元宙組トップスターの和央ようかさん(46)が先日、米国の作曲家フランク・ワイルドホーンさんと結婚したが、これでまた「(結婚相手の条件は)年収8000万円以上」発言が注目を集め始めた。

 結婚相手に求める条件として「年収8000万円以上」「身長1メートル80以上」「六大学以上の学歴」という言葉が、昨年、テレビ出演した月組の元男役トップの紫吹淳さん(45)の口から出たのだった。

 84年に宝塚音楽学校に入学し、86年に宝塚歌劇団入り。04年に退団したが、つい最近までコンビニに入ったことがなかったほどだという。男役トップの年収で1000万円クラスと言われるが、男役トップは同歌劇団の頂点に位置する存在だが、そこにたどり着くためには、才能と努力だけではなく、多額の資金が必要である。要は実家が富裕層や資産家である可能性が極めて高い。

 ある程度の年収レベルの要求が高くなるのは仕方がないことかもしれない。しかし、そこまで上り詰めても、いつかは退団する。基本的に身長が高く、男性っぽいルックスで世の中に巣立っていくが、あとは需要と供給の問題となる。

 ちなみに関西では、「ウチ、嫁がジェンヌなんですよ」と聞かなくても自慢をしてくる紳士は意外にいる。こうした紳士たちに聞いてみると、相手はほとんどが元娘役(女形)だった。つまり、女役の需要は男役に比べて多いことがわかる。実際に宝塚音楽学校は、「最強の花嫁修業学校」とも呼ばれることがあり、美形の女役に人気が集まるのはある意味で当然か。

 さて、年収8000万円の根拠はわからないものの、自身も「男」として頂点に立った自負があるがゆえに、こんなとんでもない条件が出るのだろうか。

 ちなみに国税庁の納税者データ(2012年分)によると、年収1億円以上の人は全国に1万3609人。もちろん、外国人や既婚者も含まれるために、年収1億円以上はもっと少ない。年収8000万円の人を探す旅は長くなりそうだ。

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