富裕層から金持ちと見られるには170億円必要? 普通の富裕層はしんどい?

 富裕層の半数以上が、資産1000万ポンド以上(約17億2600万円)が本当の富裕層だと考え、また、他人から本当の富裕層と見られるには、1億ポンド(約170億円)以上の資産が必要だと感じていることがわかった。英ファミリーオフィス大手のオラクルキャピタルグループの調査結果で明らかになった。


 かつての富裕層ほど余裕がなく謙虚になっているということが調査結果に表れているが、富裕層と超富裕層、もしくは富豪の格差ということになるか。

 同社のユーリ・ガントマンCEO(最高経営責任者)は「ロンドンの不動産価格の急騰で、必ずしも自分自身を富裕層とは考えていないだろう。また、住宅市場と並んで食費、学費など様々な生活費が上昇しており、個人資産を過小評価するようになっている」と語っている。

 ロンドンは昨年2013年の不動産価格は平均7.5%の上昇。メイフェア、チェルシーなど名高い高級住宅地は海外からも富裕層が殺到しており下がる気配はいまのところない。

 つい先日、英移民政策当局の諮問委員会が、世界初の「オークション」形式によるビザ取得の可能性をまとめたばかり。それは、最低でも250万ポンド(約4億3000万円)以上の金額を積み、あとはより高値をつけるだけ。市場の原理が働くために、実質的に青天井だ。

 まるで、ロンドンに住むコストはどんどん上昇することを予見しているかのような政策案だ。

 また、英不動産会社ナイトフランクの調査では、世界の富裕層、超富裕層の不動産取得の好みとして、以前のようなスキーリゾート、ビーチリゾートではなく、都市部の高級住宅地にある不動産取得が6.6%増加するなど人気になっているという。

 超富裕層が都市部に住み、富裕層が郊外や地方に住むという時代がやってくるのか?
 今は、普通の富裕層にはしんどい時代になりつつあるようだ。

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