3200億円全財産を慈善活動に豪史上最大の寄付

 オーストラリアの大富豪ポール・ラムゼイ氏が亡くなった。78歳。心臓を患っていたといいサウスウェールズ州の自宅で息を引き取った。資産の32億ドル(約3254億円)を慈善団体を行う自身の財団「ポール・ラムゼイ・ファウンデーション」に移した。子供はおらず、相続財産をすべて回す。同国史上では最大額だという。


ポール・ラムゼイ氏(右)
 1964年に病院運営などを行うヘルスケア事業に投資するラムゼイヘルスケアを立ち上げて、現在は資産32億ドル(約3254億円)でオーストラリアで8位の大富豪に上り詰めた。現在では151の病院を運営し、年間で140万人の患者を抱える。

 32億ドルの用途だが、両親のいない子供たちや片親の子供たちの教育や生活の支援に回す予定だという。同国には相続税、贈与税はない。

 その一方で、同国のカジノ王で資産63億ドル(約6400億円)のジェームズ・パッカー氏(46)と、TV局などメディアグループオーナーのデビッド・ギンゼル氏(47)が、一人の美女をめぐって本当に殴り合いを行った。この模様は、パパラッチにより、全世界に動画配信されてしまうという醜態を晒してしまった。

 事の経緯は、オーストラリア出身のスーパーモデル、ミランダ・カーさん(31)を巡り、独身のパッカー氏は友達以上の関係と見られ、パパラッチに追い回されている。そのパパラッチは、ギンゼル氏のTV局がよこしているものであり、恨みを持っていたそうだ。

 警察も出動し、仲直りさせられたそうだ。ちなみに、ミランダさんは交際を否定しており、また、バイセクシュアルであることも公言している。

 パッカー氏には今後のより一層の善行を期待しよう。

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