「プラウドタワー立川」が坪単価300万円超え

 野村不動産のタワーマンション「プラウドタワー立川」の坪単価が300万円オーバーで億ションは500万円オーバーになることがわかった。 販売価格帯が5248万~1億6598万円で、専有面積が55.01平方~108.00平方メートル。そのため、最低価格の住戸で300万円台、最高価格のもので500万円台となり、都心並みにの価格形成となった。富裕層の相続対策による優良資産確保などの需要、建設費用の値上がりなどにも要因がありそうだ。

 プラウドタワー立川はJR中央線立川駅から北側に徒歩2分という立地に建設中のタワーマンションで、地上32階建て。7日に更新された物件概要は次のとおり。

竣工時期:平成28年7月下旬
入居時期:平成28年8月下旬
総戸数:319戸 (非分譲住戸27戸含む)
販売戸数:230 戸
販売価格:5248万円(1戸)~1億6598万円(2戸)
最多価格帯:7300万円台(22戸)
専有面積:55.01平方~108.00平方メートル

 専有面積と価格を組み合わせて計算し、55.01平方メートルのものが、5248万円とすれば、坪単価は315万円に。108平方メートルのものが、1億6598万円とすれば500万円になる。

 先日、野村が同駅徒歩4分の立地で販売した「プラウド立川マークス」は即日完売。坪単価は200万円台前半だった。プラウドタワー立川も即日完売も見込めそうだ。

 みずほ信託銀行の3月の不動産マーケットレポートによると、東京都の新築マンションの平均販売価格は4900万円、平均坪単価は230万円、前年比8.6%上昇しているが、平均を大きく上回る。

 千代田区ではザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵が坪単価800万円を記録するなど、都心部では高額物件も出現しているが、郊外でも希少なタワー物件には強気の値付けが続きそうだ。

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