ドバイ世界最大の「気候制御都市」を建設

 アラブ首長国連邦のドバイは7日、気候を制御することができる総敷地面積445万平方メートルに及ぶ世界最大のショッピングモールなど都市機能を備えた「モール・オブ・ザ・ドバイドバイモール」の建設に乗り出すことがわかった。ムハンマド・ビン・ラシード・マクトーム首長の投資会社ドバイ・ホールディングスが発表した。


 ドバイはすでに世界最大級のドバイモールは備えているものの、今度はさらにそれが進化し、テーマパーク、ホテル、住居など生活・観光インフラを完備した上で、厳しい気候をも人間の力で制御が可能なものだという。過酷な夏の気温という季節要因に大きく左右されたこれまでのドバイとは一味違う観光の目玉となりそう。

 現時点では世界一の高層タワーであるバージュ・ハリファに隣接するエリアに年間1億8000万人以上が世界から訪問するとの見通し。現段階の計画では、主に3つのテーマ別の地区が作られる予定。

・ホスピタリティ地区
 100のホテルやサービスアパートメントに2万の客室を備える。さらに自動車5万台の
駐車スペースも完備する。

・文化地区
 ロンドンのウエストエンド、NYのブロードウェーのような専用劇場、ホールを設け、多文化が交流できる地区。

・ウェルネス地区
 質の高い専門的医療、美容トリートメント、などハイエンド向きの医療を提供する地区。メディカルツーリズム用の用地は300万平方フィートを確保して誘致を見込む。

 建設費用は非公表となっている。ドバイは2020年に万国博覧会を開催予定。

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