ランボルギーニミウラ走行中炎上で1.8億円被害に提訴

 英大富豪で高級車の著名コレクターでもある、ジョン・ハント氏が、自身が所有するランボルギーニ・ミウラが走行中に炎上したとして、この車両のメンテナンスを行っていた英国の正規ディーラー会社を相手取って、100万ポンド(約1億8500万円)の損害賠償請求訴訟を起こした。

 英デイリーメールによると、この時の運転者は息子で、ハント氏側の主張では、適切ではない発火プラグが装着されていたために、ガレージからわずか1.6キロほど走りだしただけで車両が炎上を始めたという。時間にして数分間で火が出たという。正規ディーラーを通してプラグの交換など一通りのメンテナンスを行ったのだという。事故は昨年夏にロンドンで起きた。

 ハント氏はロンドンの高級住宅街ケンジントンに大豪邸を構えており、その地下室に高級車、ヴィンテージカーコレクションの博物館を持っているほどの著名な収集家である。

 ミウラはランボルギーニ勃興期の名車で、1966年から1973年の間に764台が生産された。中古の取引では安いものは1000万円前後からあるが、価格は幅広く1億円以上で取引されるものもある。

 ミウラは日本では2011年4月6日午後、東京・麻布十番2丁目の路上で、走行中に出火する火災事故があった。目撃者の話では、運転手が自分自身で異変に気がつき、通報の電話をしていたという。間もなく消防車が駆け付け、消火が行われけが人はなかった。

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