元コスモワールドのインターナショナルイーシー破産、バブル期はペブルビーチ買収

 不動産会社インターナショナルイーシー(本社・東京文京区)が東京地裁から破産開始決定を受けていることが10日、東京商工リサーチの調査で明らかになった。負債総額は債権者17人で485億5342万円だという。前身のコスモ・ワールドは、バブル時に米名門ゴルフ場ペブルビーチカンパニーを8億4100万ドル、当時のレートで約1300億円で買収したこともあった。

 前身となるコスモ・ワールドはソフトウェアの販売、リースを手掛けていたが、バブル期にはゴルフ場開発や買収を積極的に行った。そして、平成2年5月期には、売上高65億円をあげた。ペブルビーチは現在、太平洋クラブへを経て米国人オーナーの手に渡っている。

 バブル崩壊後は赤字が常態化して事業譲渡を行うなどして、不動産賃貸を続けてきた。

 今年に入ってからの倒産では、土地売買業のエヌ・エス・アールの負債額16500億円に次いで、今年2番目の大型倒産となった。

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