年賀状出す人出さない人かで年収に140万円の差が

 ビジネスマンで年賀状を送る人とそうでない人では、平均年収で140万円の差が出ているということが「年賀状にみる年収と出世に関する調査レポート」(トレンド総研)によって明らかになった。

 この調査は、20~50代の会社員男女500人を対象にアンケート方式で行い、社内の人宛てに送る年賀状を対象に、年賀状を送っている人と送っていない人でどのような差があるかを検証したもの。

 結果的には、年賀状を送っている人と送っていない人の年収差は平均140万円で、さらに出世のスピードにも差が出ている。
 
 まず、社内の人に年賀状を「送っている人」と「送っていない人」に分け、年収比較。年賀状を送っている人の平均年収は535万円、送っていない人は395万円で、140 万円の差があった。

 年代別にみると、20代33万、30代137万、40代108万、特に50代で215万の差があった。あまり年収差が出にくい20代から差が出始め、ベテランになるとその差は200万以上にも開いている。

 会社員ということもあり、この年収の差は出世の違いがあるようだ。年賀状の送付と役職の有無を見ると、年賀状を送っている人のうち、役職に就いている人は40%なのに対し、年賀状を送っていない人のうち、役職に就いている人はわずか13%だった。

 「出世スピード」と年賀状の関係だが、「自分は昇進・昇格のスピードが早いと思う」と答えた割合は、年賀状を送っている人では65%に対し、送っていない人は35%だった。

 年賀状を受け取る側の印象は、部下や後輩から年賀状を受け取った際に「嬉しいと思う」が42%、「印象が良くなると思う」26%、「かわいくみえると思う」11%と続き、部下・後輩からの年賀状にポジティブな印象を受ける上司・先輩世代は多かった。


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