中国大富豪2トップが盟主の座かけ激しい戦い

 中国の長者番付争いが年の終わりで激化している。電子商取引大手アリババ同業者ジャック・マー(馬雲)氏が296億ドルで1位となっているが、2位の王権林氏(資産247億ドル)が23日に、中国全土でショッピングモールなど展開の大連万達商業地産を23日に、香港証券取引所に新規株式上場(IPO)させ、逆転の可能性も出てきた。

 21日時点の両者の資産は次のようになる。

17位 馬雲氏 296億ドル 260億ドル増(720.9%)。

29位 王権林氏247億ドル 122億ドル増(97.4%)。
※ブルームバーグビリオネアインデックスより


右から馬氏と王氏
 両者の差は約50億ドルだが、23日に上場の大連万達商業地産は上場によって約40億ドルを調達する見通し。資産の増加は実際には、株価の上昇いかんにかかっている。ハルンレポートは30%以上の上昇でそれは可能だとしている。

 中国の長者番付で1位になった業種では不動産業が過去10年で5回もある。ここ2年間2012年の宗慶後氏、2013年の王権林氏と2年続いている。今年はITが久々に不動産業を上回りそうという年になりそうだが、最後までわからない。

 王氏率いるワンダグループは、中国、米国以外にもスペイン、オーストラリアへの投資も計画している。また、ディズニーランド以上の世界一のテーマパークを建設しようということも公言している。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる