イエローキャブ自己破産

 著名芸能プロダクションのイエローキャブ(資本金3000万円、東京・中央区)が1月末で事業を停止し、自己破産の準備に入っていることが13日、帝国データバンクの調べでわかった。負債総額は約4億円。


佐藤江梨子さん
 同社は1980年に野田義治氏と映画監督黒澤明氏の子息・久雄氏が共同で創業した。野田氏の審美眼、さらには人脈と営業力によるところも大きく、故・堀江しのぶさん、かとうれいこさん、細川ふみえさんらが大活躍して礎を作った。2004年1月期には年収入高約6億2100万円を計上していたという。

 だが、その一方で盤石な財務とは言えず、外部からの資金を入れることにも積極的だった。絶頂と見られた2004年には、新オーナーと野田氏との間で、新株発行をめぐる割り当てなどで揉めたために、野田派とオーナー派に分かれ、野田氏はサンズを設立した。

 佐藤江梨子さん、小池栄子さんの主力2人はイエローキャブに残ったものの、2人の仕事以外はめぼしいものがなく、2012年には当時の社長が資金繰りを巡り事務所のビルで自殺するなどした。

 結局は、経営上手とは言えなかった野田氏の人脈と顔が生かされていた、と指摘する声も多く、めぼしい新たな仕事を開拓することはできなかった。

 新体制では、グラビアアイドル以外にも、音楽、映画など新しい分野にも乗り出そうと、新たな投資家からの資金需要も募ったが、まとまった話はない。また、外国人タレント歌手の発掘も行ったが、収益にまで育つことはなかった。

 結局、2014年1月期の年収入高は約2億200万円にとどまった。この状況で、佐藤さん、小池さんが抜けたことで事業は停止せざるを得なくなった。

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