税金語る人気ラノベ作家が1億2000万円の脱税

 ライトノベル「まおゆう魔王勇者」「ログ・ホライズン」などの著作権管理会社「マーマレイド」が法人税約3000万円を脱税したとして、東京国税局が同社と著者の「橙乃(とうの)ままれ」氏を法人税法違反容疑で東京地検に告発したことが分かった。作品中では税金など経済全般について語っており、謎を呼ぶ。

 NHKの報道では、橙乃氏は2011年~2014年3月期までの3カ年で所得約1億2000万円の法人税を無申告だったという。

 2012年には「ビーエフケー」が、法人税法違反で東京地検に告発されているが、こちらは外注経費の水増しによる架空計上。しかし、橙乃氏は無申告というのが謎を呼ぶ。というのも、「まおゆうー」は、人間と魔王が戦争を舞台にして経済や農業などの仕組みを学ぶというもので、税金についても触れられている部分がある。本当に知らなかったのかどうか。税理士など専門家をつけていなかったことも考えられそうだ。

 「まおゆうー」はインターネット上で作品を発表して人気化し、その後は出版社が書籍化。シリーズ累計で100万部を突破している。

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