美女集団と妻と暮らす「女体盛り」富裕層の悲しき理由

 オーストラリアの妻子ある富裕層が、多数の美女をはべらかす生活をインスタグラム上で公開することで、物議を醸している。多数の美女を自宅に住まわせた「PLAYBOY」創業者で大富豪のヒュー・ヘフナー氏を彷彿とさせるが、少し複雑な背景があるようだ。

 この男性は、Travers Beynon氏といい、元プロのオージーフットボールの選手として活躍し、引退後は実業家に転身。2006年からはタバコ会社フリーチョイスの役員となっている。

 ゴールドコーストの3億円以上という豪邸に住むが、わざわざオーディションで選んだという美女たちを住まわせて、自身と女性にともに泡を塗りたくったり、女体盛りなど酒池肉林の世界が広がっている。実際には、妻と2人の娘がいるといい、義母は地元紙に対して、写真を見て気分が悪くなって家を出た、と苦しい心中を語ってもいる。しかし、本人はそれでも意に介さない。

 というのも、オーストラリアは、タバコに関しては世界で最も広告規制が厳しいとまで言われているほど。否定的な広告パッケージを掲載させられるなど、逆の意味で健康被害を訴えるような刺激的な広告で、喫煙への抑止力を働かせてもいる。また、喫煙規制も厳しく、ともすれば社会的に後ろめたい存在ともなっている。

 インスタグラムへの投稿も、会社の名前を広める一つの手段としてのブランディングだろう。ただし、これで会社の知名度こそ上がるものの、喫煙に対するイメージは上がるかどうかは何とも言いにくい。




 

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