240億円のNYマンション史上最高額取引 買主はヘッジファンド業界最高給取り

 ヘッジファンド業界報酬ランキング1位のケネス・グリフィン氏(46)が、米NYのコンドミニアムの個人取引市場では史上最高額となる2億ドル(約240億円)でコンドを購入したことが、米紙NYポストの報道でわかった。知る人ぞ知る不動産マニアだが、立地はマンハッタンのセントラルパークの南に隣接する場所で、2016年に竣工する話題のタワーマンション「220セントラルパーク・サウス」(220 Central Park South)だという。同じく業界史上最高の年間賃料72億円のオフィスへの移転と合わせて、変則的な「業界3冠王」の座に就く模様だ。

 NYポストによると、来年竣工予定の話題の超高層タワーマンション「22セントラルパーク・サウス」(220 Central Park South)の複数戸で2億ドル(約240億円)の取引がなされたという。複数の関係者の話として伝えているが、グリフィン氏のヘッジファンド運用会社シタデル・インベストメントはコメントを拒否したという。


「220セントラルパーク・サウス」ウィキペディアより
 これまでのNYのコンドの取引額では、「One57」の1億47万ドルが史上最高額。まだ、取引は確認されてはいない中では、ソニータワーの最上階コンドが1億5000万ドルで販売されている。「220セントラルパーク~」は高さ220メートル、66階建てで、ガラス張りの外観が特徴的で、来年竣工するタワーの目玉的存在でもある。

 ただ、最近は気になるデータも出てきており、NYの不動産調査会社エリマンのレポートによると、マンハッタンの今年第2四半期(4~6月期)のコンドミニアムの販売件数は、対前年同期比で2割減少している。一方で、平均成約額は同11%上昇して187万ドルになっており、日本年で2億円を突破している。価格の高騰が取引件数を抑えているようでもある。

 また、コンドミニアムから距離も近い425パークアベニューにオフィスビルの複数フロアを借り入れた。こちらは、20万平方フィート(約1万580平方メートル)で、1平方フィートあたりの年間賃料は300ドルで、単純計算で賃料は72億円以上にも上る。

 また、同じくヘッジファンド運用者だったディアス夫人との離婚訴訟の中では、不動産マニアであることが明らかにされている。ちょうど3年前には、この近くのセントラルパーク西側のコンドを6500万ドルで購入している。さらに、それだけにとどまらず、アスペン、ハワイ、フロリダ、シカゴのウォルドーフ・アストリアのコンドを3000万ドルで昨年購入していることも明らかになっている。

 200億円以上のコンドと、賃料72億円のオフィスに加えて、自身の年収14億ドル(1670億円)。ちなみに個人資産は55億ドル以上保有し、母校のハーバード大には1億5000万ドルの寄付も行っている。

 さらには、前FRB議長のアラン・グリーンスパン氏を会社の顧問に迎え、株式上場を検討していることも伝えられている。20代から天才と言われてきたグリフィン氏が、すべてを手中に収めようとしている。

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