ジミー・チュウ創業者タマラ・メロンのブランドが倒産 古巣との戦いが原因か?

 女性向け高級シューズブランド「ジミー・チュー」の共同創業者タマラ・メロン氏が設立したブランド「タマラ・メロン」が2日、米デラウェア州連邦裁判所に、連邦破産法11条に基づいて会社更生手続きを申請した。ファッション誌ヴォーグ編集者からジミー・チュウを見出して起業、そして株式を売却。人生は山あり谷ありで、なかなか連勝は難しいようだ。


タマラ・メロン氏
 ジミー・チュウは故ダイアナ妃、ビヨンセさんら世界中のセレブが愛用する高級シューズで影響力は絶大。ファッション誌ヴォーグが、タマラ氏に動きがあれば一挙手一投足を伝えるほどのカリスマ的な存在となっている。当然、今回のニュースも電子版にいち早く取り上げられているほどだ。
 
 米連邦破産法11条の規定は、経営陣が経営を続けながら、負債などの削減などに取り組める自主的再建型の倒産手続きを定めた法律。日本で言うところの民事再生法にあたる。

 女性向け高級シューズブランド「タマラ・メロン」は20113年に米NYを拠点として立ちあがり、高級百貨店ニーマン・マーカスなどにも出店していたが、売上は伸びなかったようだ。ヴォーグによれば、債権者は100~199人、債務は100万~1000万ドルだという。債務は最大で12億円程度だが、創業から2年程度でのギブアップした。

 倒産にいたるまでにどの程度の影響があったのかどうかはわからないが、今年に入ってから、タマラ氏が、古巣のジミー・チュウが流通に裏から手をまわすなどの不正な手を使っており、欧州連合の独禁法に抵触する行為だと主張していた点は気にかかる。

 タマラ氏はこの騒動の後に、英デイリーメールの取材に「ジミーはデザイナーというより、靴の修理屋ね」と、元相棒を酷評するに至っている。

 もともとはヴォーグの編集者時代のタマラ氏が、マレーシア人デザイナーのジミー・チュウ氏と出会い、1996年に同社を設立。チーフクリエイティブオフィサーという同ブランドのデザイン部門を仕切ってきた。しかし、まだまだタマラ・メロンと言えば、いまだにジミー・チュウの印象が強すぎる、ということか。

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