2018年世界最高峰のヘッジファンドとは

カナダのトロントに拠点を置くオルタナティブ投資会社のSpartan Fund Management、ここが運営するクオンツ系の株式ロングショート戦略LSQファンドが、2018年に99.89%を上げたことが分かった。

これは株式ロングショート系の運用成績としては2018年でもトップクラスの実績である。

LSQファンドはすでに2016年に31.71%の実績で、ヘッジファンドの調査会社PreqinのNet Returns of Top Performing Systematic Trading Funds in 2016に選ばれていたが、2018年も再び選ばれる可能性は高そうだ。


LSQの投資チームは、ファンドのチーフストラテジストであるTodd Heapsが率いている。Heapsは、BMO Nesbitt BurnsやNational Bank Financialで、株式、オプション、および外国為替の取引を15年以上経験した熟練のストラテジストである。

LSQファンドの目的は、定量的なアルゴリズム取引を通じて、価格変動が低く、北米株式市場との相関性が低い、一貫したプラスの絶対リターンを、経営陣の幅広いトレーディング経験と交えて提供することだ。

これらの目的を達成するために、ファンドは主にカナダの上場株式に焦点を合わせた、市場に中立的な、裁定取引、モメンタム取引および機会主義的なデイトレードを含む様々な定量的な運用戦略を利用している。


ヘッジファンドリサーチ社の指数によると、昨年のマーケットニュートラルファンドインデックスの実績は-3.16%ということであるので、昨年に関してはマーケットニュートラル戦略でも苦戦した一年となっている。


このことからからも、LSQファンドはマーケットニュートラルな戦略のファンドの中でも突出した成績を出していることが分かるだろう。

ファンドは成功報酬を30%に設定しており、今後も高いリターンを維持するため資産規模を抑制するため、新規の投資の受付を停止している。

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