レイ・ダリオ氏、利下げなら金投資を推奨

 世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツ(Bridgewater Associates)の創業者のレイ・ダリオ氏が7月17日自身のSNSで金投資を推奨した。ダリオ氏は「世界的な量的緩和により投資家のリスク選好は高まったが、同時に企業や政府の債務も膨張して、中央銀行の緩和圧力を強めた。その結果、財政ファイナンスと通貨価値下落の可能性が高い」と述べている。

 ダリオ氏は投資上景気には4つの季節があり、①経済成長期②経済停滞期③インフレ期④デフレ期であると説明している。それぞれの季節に対応した資産への投資が必要で、通貨安により発生するインフレ期においては、金、商品、物価連動債を勧めているようだ。また景気後退期は長期国債や物価連動債を進めていることも付け加えたい。

 彼はすべての季節に対応するポートフォリオとしてオールシーズンポートフォリオも提唱している。オールシーズンポートフォリオのサンプルは世界株30%、米国長期債40%、短期債15%、商品7.5%、金7.5%である。季節に対応させるなら、今後は商品と金を多めに加えるなどと修正が必要かもしれないが、参考にされてみてはいかがだろうか。


 なお当記事は情報の提供を目的として作成したものであり、投資勧誘や特定銘柄への投資を推奨するものではありません。

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