多忙すぎて休業!世界一のレストラン「エルブジ」

 世界一のレストランに選ばれているスペイン・バルセロナのレストラン「エルブジ(El Bulli)」が26日、2012年と13年の間、期間限定で休業すると発表した。多忙すぎて、料理長フェラン・アドリア氏は自分の料理を見失ってしまうことを恐れてのこと。人気が出過ぎたことが皮肉な結果を生んでしまった。
 
 エルブジは、「世界のベストレストラン50」(サンペレグリノ主催)で2006年から連続で世界一のレストランの座を守り続け、ミシュランガイドでも3つ星を獲得している。超人気店に何があったのだろうか。

 1964年に店を開き、84年にアドリア氏が加入し、90年にミシュランの2つ星を獲得してからは、その名を広く知られるようになっていった。毎年6カ月間だけのオープンながら、予約は前月に入れないと席を取ることはできないという。来店客一人あたりの平均単価は250ユーロ(約3万2000円)。

 一昨年からは40人のシェフを雇ったが、それでも手が足りなかったという多忙ぶり。客足がなくて営業を畳むレストランもある中で、味に妥協しない姿勢と繁盛しすぎたことが、アドリア氏を苦しめたようだ。

 珍しいケースではあるが、かつては著名料理家ジュエル・ロブション氏も休養したこともあり、多忙さは腕の良い料理人の宿命なのかもしれない。

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