「反省してま~す」の国母選手は銀メダルか?

 バンクーバー五輪で、日本選手団の公式な服装で乱れがあったとして非難された、スノーボードHPの国母和宏選手(21)が、地元紙バンクーバー・サンで、競技の事前予想で2位銀メダルに名前が挙がっていることがわかった。

 実力か品格か。大相撲で先日引退した元横綱を思い出してしまうが、服装が乱れていたことて選手団の入村式を欠席させられた(本人は別に出たくもないだろうが…)。

 記者会見でもこうした態度で臨んだ。この件で記者の質問に対して「チッ」と舌打ちし、何かを答えようとしたところ、隣席のコーチから何かを指示され、「エッ」と聞きなおし、コーチの指示どおり?なのか渋々「反省してま~す」と謝罪の言葉を述べた。

 実は国母選手はすでに学生結婚しており、年上妻がいるのだ。その割には丸くならずに大胆不敵だ。一躍、悪役に祭り上げられた格好だが、税金が使われた制服だという意識は本人にはないだろうし、連盟が教えておくべきなのは当然だろう。
 
 かつてはオリックス時代のイチロー選手も、移動時の服装はスーツではなくHIPHOPスタイルだった。もちろん注意を受けて改めた。ただ、イチロー選手はメディアとの関係は良好とは言い難かったものの、成績は常に良かったために、批判ができなかった。その辺は本当のプロだ。

 国母選手にとっても、現状メディアは敵となっているはず。結果を残さなければ、容赦ないバッシングが待っている。大会前に目立ってしまったことで、大会後は天国か地獄かの二者択一しかなくなった。平穏な日々は当分ないだろう。

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