九州大学数学科、入試で初の女性枠設置

 九州大学は理学部数学科において、平成24年度入試から一般入試(後期日程)の募集人員を分割して、一般枠と女性枠を設定して入試を行うと発表した。日本人女性の数学者を多く育てることが目的で、同様の理由で女性枠を設ける大学は全国で増えつつあるが、九州では同大学が初となる。

 理学部数学科の現行の一般入試後期日程の募集人員は9人だが、これを一般枠4人と女性枠5人に分割する。一般枠については、男女問わず出願できる。

 配点については、平成24年度から大学入試センター試験の出題科目の選択範囲等が変更されることに伴い、センター試験の実施方法等が確定した時点で公表予定。また受験科目は一般枠では数学のみだが、女性枠では数学のほかに「英語Ⅱ・リーディング・ライティング」の外国語の試験もある。

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