筑波大付属駒場中に合格したF君の家、頭のよい子が育つ家【住まい編5】

2階の日当たりのよい子ども部屋を捨てたFくん

 Fくんが集中して中学受験に臨めるように、お母さんは3LDK新築分譲住宅の、2階の一番日当たりのいい部屋を与えました。ここで、今までの「頭のよい子が育つ家」のケースをお読みになった方は気付かれたと思います。


イラスト/大川陽子氏 『頭のよい子が育つ家』(日経BP社)より

 子どもにとっては、2階の日当たりのいい個室=勉強部屋に最適、というわけではないのです。当時、小学3年生だったFくんも、例外ではありませんでした。

 帰宅してもFくんは、自分の部屋にはほとんど寄りつきません。かといって、勉強をしなかったわけでもなかったのです。

 一体どこで勉強していたのでしょうか?

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