英史上初のタトゥー入りファーストレディーは貴族出身

 英新首相デービッド・キャメロン氏の妻、サマンサ・キャメロンさん(39)が、英国では過去50年で最も若く、また貴族階級出身ながら史上初のタトゥーを入れたファーストレディーとして注目を集めている。

 サマンサさんは、英北東部リンカーンシャー州の大地主レジナルド・シェフィールド子爵と、高級インテリアショップオーナーのアナベル・ジョーンズさんの長女。16世紀建造の大邸宅で育ち、名門私立校に進学し、良家の令嬢そのものの幼少時代を送った。その一方、大学ではファインアートを専攻し、在学中はヒップ・ホップ・シンガーと交流を深め、足首にイルカのタトゥーを入れたという意外な一面もある。25歳の時から、英高級文具ブランド「スマイソン」のクリエイティブ・ディレクターを務めている。

 デービッド・キャメロン氏とは大学時代に出会い、1996年に結婚。3人の子供に恵まれたが、息子の1人は脳性麻痺の障害を持って生まれ、2009年に亡くなっている。サマンサさんは現在妊娠中で、今年9月に第4子が生まれる予定だという。

 サマンサさんはメディアで表立って発言することは少なく、デービッド氏の補佐に徹している。エレガントで清楚かつカジュアルな彼女のファッションは人気が高く、まさに英国民が理想とする良妻賢母のイメージ。選挙中のデービッド氏のイメージアップにも多大な貢献をした。

 サマンサさんは13日、「スマイソン」のクリエイティブ・ディレクターを辞任することを発表。今後は家族との時間をより大切にし、公私ともにバランスのとれた生活を送りたいと話している。


デービッド・キャメロン英新首相と妻のサマンサさん

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