テスラ会長が前妻から突きつけられた「6カ条の誓約書」


ジャスティンさん
 米電気自動車メーカー、テスラ・モーターズ会長のイーロン・マスク氏(39)の前妻で小説家、ジャスティン・マスクさん(39)が自身のブログで自身の要求をぶちまけている。単なる離婚の話が、新規株式公開を計画するテスラにとって、小さないざこざでは済みそうにないのだ。

 ジャスティンさんの要求は次の6点で、1.現在の邸宅、2.生活費と養育費、3.慰謝料600万ドル(約5億5000万円)、4.夫のテスラ株10%、5.スペースX株5%、6.テスラロードスター。

 夫のことを「地球上で最も豊かな人間となるかもしれない」とした上で、「6カ条の誓約書」ならぬ、6カ条の要望を出してきたのだ。すでに2年前に離婚しているといい「若かった」と、当時の失敗を振り返っている。

 イーロン・マスク氏は南アフリカ生まれで、ペイパル共同創業者として有名。テスラ・モーターズには2003年の創業時に個人資産1億ドルを投じた。

 テスラは2009年の株式公開を目指していたが、金融危機によって、これまでに一度断念している。イーロン氏の持ち株は8100万株で筆頭株主。前妻の要求はその10%ということで、810万株ということになり、もし認められれば、私生活では離婚したが仕事で一生別れられないことになる。

 イーロン氏は現在、女優タルラ・ライリーさん(23)と婚約しており、前妻の要求に応じる構えはなく、法廷での決着を望んでいる。


イーロン・マスク氏、右はタルラ・ライリーさん

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