世界初の実用カメラ、過去最高額で落札

 オーストリアのオークションハウス「ヴェストリヒト・フォトグラフィカ・オークション」が開催した競売に世界最初の銀板写真のカメラが出品され、ヴィンテージカメラでは過去最高額の73万2000ユーロ(約8242万円)で落札された。

 このカメラは、1839年に仏画家ルイス・ダゲール氏によって発明された、初期のダゲレオタイプ(銀板写真)カメラ。仏アルフォンス・ジロー社製で、ドイツ語のマニュアルも付いていた。

 同カメラは世界に現存する10台のうちの1台で、ドイツ人所有者が出品。アジア人コレクターによって落札されたが、落札者は明らかになっていない。これまでのヴィンテージカメラの最高落札価格は、2007年の57万6000ユーロだった。


出品された仏アルフォンス・ジロー社製ダゲレオタイプカメラ

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