アイカーン氏がライオン社へのTOB進展なく期限再延長

 米アクティビストのカール・アイカーン氏が、株式公開買付(TOB)を仕掛けているカナダの映画会社ライオンズゲートに対して、6月16日まで期限を延長することを決定した。

 50.1%という取得目標には遠く、足踏みは続いている状態だ。アイカーン氏はすでに約20%の同社株を保有。これまでにもTOB期限延長を何回か行っているが、提案への応募は思うように増えていない。

 ライオンズゲート社は1日、株主に対して書簡を発行。文面によると、アイカーン氏のTOBに応じた株主は4%未満だったという。それについて「継続的なご支援にたいへん感謝いたします」と御礼を述べている。

 同社は現地時間の2日にも投資家との電話会議を予定している。乗っ取り屋と恐れられるアイカーン氏による買収は、今後の進展はなかなか見込めそうになく難しそうな気配だ。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる