玩具大手のタカラトミーは15日、ベーゴマの現代版である「メタルファイト ベイブレード」を本格的に海外展開する、と発表した。年間売上400億円を目指す。
同社によると、ベイブレードは2008年8月の発売以来、国内で2000万個以上を出荷した大ヒット商品。ベーゴマを知らない小学生世代に大人気となり、テレビアニメの放送も始まるなど大ブームとなっていた。
また、現在は世界大会も開催され、言語を超えた競技としても広く普及している。
今年中に20以上の国と地域で、テレビ放送と商品の販売が計画されている。元祖ベイブレードは1999年に発売し、世界累計で1億6000万個以上、売上でが1650億円以上を計上している。
子供の玩具市場において、日本の伝統の玩具を現代風にアレンジし、TVゲームの最大のライバルになっているという構図は興味深い。