15世紀フィレンツェ貴族の館がラグジュアリーホテルに

 イタリアのフィレンツェに、15世紀の貴族の邸宅を改装した新しいラグジュアリーホテル「イル・サルヴィアティーノ(IL SALVIATINO)」がオープンした。

 フィレンツェの街の中心から近いフィエーゾレの丘にある「イル・サルヴィアティーノ」は、11.5エーカーの広大な敷地に建つ、15世紀の貴族の山荘邸宅。国際的なホテリエ、マルチェロ・ピゴッツォ氏が1500万ユーロ(約16億8000万円)を投じ、貴族的フィレンツェスタイルを再現する究極のラグジュアリーホテルに改修した。

 全45室で6室のスイートがあり、すべての客室が異なるデザイン。オリジナルの屋敷から引き継ぐ19世紀のフレスコ画、巨大な大理石の暖炉、古代のモザイク模様などが最良のコンディションで保存されている。

 スイートの多くは、高い天井を有効利用した中二階があることが特徴。ひな壇式庭園に面したヒルサイドのスイートには温室と埋め込み式の浴槽があり、美しい典型的なトスカーナの景色が楽しめる。最高級のペントハウス・スイート「マルチェロ・スイート」は4階から成り、最上部分にはフィエーゾレとフィレンツェの町全体を望むプライベートプールとテラスを備えている。

 スパには5つのハマムとジャクージ付きトリートメントルーム、リラクゼーションルームを完備。熟練のタイ人セラピストが古代東洋の治癒効果の高い施術を提供する。ダイニングでは、地元の素材をふんだんに使用した、トスカーナ・キュイジーヌのルーツを探求するオリジナルメニューが楽しめる。



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