アラブ首長国連邦・アブダビに今年9月、ニューヨーク大学（NYU）アブダビ校がオープンする。ニューヨーク大学の発表によると、初年度の入学試験受験者数9048人のうち、合格者は189人。合格率2.1％の狭き門だった。
初年度にニューヨーク大学アブダビ校に入学する生徒は、男性87人、女性63人の計150人。出身国は全39カ国、43ヶ国語を話す生徒が集まったが、三分の一は米国から来た生徒だという。入学希望者が多かったため、ニューヨーク大学は当初の定員100名から、150名に定員枠を増やした。
また、同校入試で必要とされた米国の全国共通試験「SAT」のスコアは1470点で、米プリンストン大学やスタンフォード大学、コロンビア大学など名門大学でも十分に通用する高スコアだった。
アラブ首長国連邦は自国の高等教育レベルを高めるため、積極的に海外名門大学を誘致している。アブダビにはすでにマサチューセッツ工科大学やソルボンヌ大学が進出し、またドバイにはハーバード大学やロンドン･ビジネススクールなども現地校をオープンしている。
