パウル君が引退、タコ焼きにならずに済んだ

 パーフェクト予想のタコとして有名になった、独のタコ、パウル(paul)君が引退することが12日決定した。

 ドイツの試合をはじめ、決勝戦、3位決定戦など合計8試合を的中。日本のタレント小森純さんの予想をも上回った奇跡のタコ。2歳半分という高齢なだけに、パウル君がいる水族館は、引退を決断したのだという。タコの一般的な寿命は3歳だと言われる。

 一部では、元日本代表の中田英寿氏も所属するサニーサイドアップも獲得に乗り出すという
報道もあったが、それは難しそうだ。タコでひと儲けというわけにはいかなそうだ。

 パウル君はイギリス生まれで、生後3カ月でオーバーハウゼン水族館に来たという。「本業」は、ありのままの生活をして来場者の目を楽しませること。あくまで予想が本業ではない。地元ドイツの準決勝敗退を予想した時は、ドイツ国民から非難ごうごうだった。だが、タコ焼きにもならず刺身にもならずに無事に余生を送ることができそうだ。

 さらには話に続きがあって、何と同水族館は、後継者を育成し、次の2014年のブラジル大会を目指すのだという。

 味をしめた人間は怖い、としか言いようがない。

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