年収1億円以上の上場企業役員は287人

 上場企業で1億円以上の報酬を受け取る役員の開示義務化で、287人が年収1億円以上だったことが、プライスウォーターハウスクーパースの調べでわかった。

 2010年3月決算の上場企業約2600社で、報酬1億円以上の役員は287人。その内訳として最も多かったのが、「大企業の経営者」で41%。次いで「創業者、オーナー」の40%、「外国人の経営者の7%だった。

 また、金額では1億円〜1億5000万円未満は62%、2億円以上では16%にとどまっている。

 これからの数字からは次のようなことが言えるだろう。少ない外国人経営者のカルロル・ゴーン氏、ハワード・ストリンガー氏が報酬額ではワンツーを占めていることは、ある意味で日本が役員報酬が国際基準にならないままで国際化してしまった、という感がある。

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