投資名言「潮が引いた時、誰が“裸”かわかる」

 米NYに拠点を置く大手ヘッジファンド、オクジフ・キャピタル・マネジメント創業者のダニエル・オクCEOが、パーティーの席で「潮が引いたとき、初めて誰が水着を着ているかわかる」と、著名投資家ウォーレン・バフェットの有名な言葉を文字ってあいさつした。

 ビジネス・インサイダーによると、NYのセントレジスで行われた投資家向けのランチパーティーでのこと、ジフ氏が「潮が引いた時、初めて誰が水着を着ているかわかる」と述べた。

 これはバフェット氏の「潮が引いた時、初めて誰が裸で泳いでいたかわかる」を参考にしたと思われる。つまり不況になった時に“裸”、文無しになっていたかがわかるということだ。

 意味としては、金融危機を乗り切ったのは、どのヘッジファンドか分かるでしょう、ということを呼びかけたかったようだ。

 また、オクジフは第2四半期(4~6月)の決算を発表し、利益が前年同期の4.5倍に急増したことがわかった。

 発表によると、利益は5700万ドル(約51億円、1株利益14セント)で、前年同期の1260万ドル(1株利益3セント)の4.5倍となった。運用資産も昨年の207億ドル(約1兆8000億円)から、7月1日時点で259億ドル(約2兆4000億円)と大きく増加している。同社は、ヘッジファンド業界では珍しい上場企業。

 創業者のダニエル・オク最高経営責任者(CEO)は「最近の市場はボラティリティが大きいが、機関投資家はヘッジファンドに強い信頼を寄せていると考えている」と説明した。

 主なファンドの今年のパフォーマンスは次の通り。
・OZ Master Fund 2.8%
・OZ Europe Master Fund 2.6%
・OZ Asia Master Fund 3.6%
・OZ Global Special Investments Master Fund 5.0%

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