あなたを悩ませていた世界最大のスパムメール業者を捜査

 モスクワ警察当局は27日、世界最大規模のスパムメール送信会社「スパムイット」の経営者イゴール・グセフ容疑者(31)の自宅、オフィスなど家宅捜索した。

 リア・ノボスチなどロシア紙によると、偽のバイアグラ購入を呼び掛ける広告を大量に世界中に発信し、約4年間で120万本、価格にして1億2000万ドル(約100億円)を売り上げたという。現在グセフ容疑者は海外逃亡中だといい、国際指名手配し行方を追っている。

 ロシア電子通信協会(RAEK)によると、ロシア経済はスパムによって14億1000万ルーブルが2009年の1年間で失われたという。さらに、スパムはロシアのインターネット広告の20%を占めるとも言われている。

 グセフ容疑者は逃亡するためか、10月にはすでに活動を停止しているようで、「最近バイアグラに関するスパムメールが来なくなった」などと話すユーザーもいた。

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