オーストラリアで複数の資源会社を経営する富豪クライブ・パーマー氏が、総額1000万ドル（約8億4000万円）におよぶ豪華なクリスマスボーナスを、クイーンズランドのヤブル・ニッケル精錬所の従業員に支給することがわかった。
パーマー氏は、ヤブル・ニッケル精錬所で30年以上勤務している優秀な従業員55人に新車のメルセデス・ベンツBクラスとボーナス、他の750人の従業員にはフィジーの5つ星リゾートでの長期休暇、入社半年以内の60人の従業員にはケアンズの5つ星リゾート「ポート・ダクラス・リゾート」のホリデー・パッケージを贈るという。
ヤブル・ニッケル精錬所は2009年に、パーマー氏が英豪資源大手BHPビリトンから買収していた。パーマー氏は豪紙に対し、「2009年7月以来、精錬所の従業員は疲れ知らずで働いています」とし、買収前は閉鎖直前だった精錬所を、2010年に30％増産に変えた彼らの努力は、今回のボーナスを与えるだけの価値が十分にあると語った。
