発売初日40万部、水嶋ヒロさん処女作「KAGEROU」

 元俳優、水嶋ヒロさんの処女作「KAGEROU」が15日午前零時に発売開始となった。予約だけですでに40万部を突破しており、新人としては異例の大ヒットとなっている。

 同作品は「第5回ポプラ社小説大賞」を受賞。ストーリーは「大幅な加筆修正があった」(関係者)とも言われたが無事に発売までこぎつけた。元々のファン層がいる上に、内容が明かされることはなく、断片的な情報が出るばかりで、さらには大賞の賞金2000万円を辞退したことなどで関心が広がったようだ。

 この作品は、書店の責任販売制という販売形式を取っている。つまり、書店が本を買い取るという意味で、売れ残りが生じた場合には、書店に損失が出る。出版不況においては、強気の販売姿勢だが、売り切ってしまいそうな勢いもある。

 関係者によると、水嶋さんはすでに次回作の執筆に入っているという。処女作は話題が手伝ったということもあるだけに、2作目は真価が問われることになる。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる