「紅白商法」でトイレの神様、AKB48がまた売れている

 NHK紅白歌合戦出場は、やはりその後がおいしい。オリコンシングルチャート(1月4日付けデイリー)で、1位が植村花菜さん「トイレの神様」、2、3、4、6位にそれぞれAKB48が入った。

 AKBの曲は2位「チャンスの順番」、3位「ヘビーローテーション」、4位「Beginner」、6位「ポニーテールとシュシュ」。さらに、オリコンによると1月10日付の週間チャートでも、AKB48は女性グループ史上初の4曲同時トップ10入りとなる。

 特に古い作品の場合は、握手会などのイベント参加券は入っておらず、「AKB商法」なしでも売れているあたりは、人気が浸透したという意味もあるのだろう。

 某レコードメーカーの販売担当者は「紅白は、CDの売り上げも違ってきますし、地方の営業にも効果があります。逆に、無名でも紅白に出れば、次の年は仕事のオファーも入りやすくなります」と話す。

 ちなみに、植村さん、AKB48ともに発売元はキングレコード。年初から一人勝ちとなっている。

 今でも第2部は40%以上の視聴率を誇る数少ない番組が、NHK紅白歌合戦。もちろん出場歌手が年明け、また売れ始めるというのは今も昔も変わらないのだが、いまだもって紅白ビジネスは健在だ。


「トイレの神様」

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