回復が続く消費意欲、財布の紐緩む?

 月別の消費の先行指標として注目される、博報堂の「消費意欲指数」は、2011年1月に前年同月比3.2ポイント上昇し、「52.1点」となった。前年越えは昨年2月以降12カ月連続となり、回復傾向が続いている。

 「消費意欲指数」の上昇は、12月の街角景気で消費動向の下げ止まり感を背景に指数が改善し、基調判断が9カ月ぶりに上方修正されたのと歩調を合わせる動き。

 今回の調査の特徴は、男性に比べて女性の回復ペースに勢いがあること。男女別にみると男性は前年同月比1.6ポイント増加の45.7点、女性は同3.2ポイント増加の58.6点となった。

 「年末にお金をつかったので今月は控えたい」との声もあるが、正月気分もあり男女ともに消費意欲が高まっている。特に新年のセールや福袋が女性の「買いたい気持ち」を刺激したようだ。

 同時調査の「モノ消費」項目では、特に女性で「日常的に小さな」買い物がアップした。2月以降もこの動きが期待し、春の到来とともに財布の紐が緩むことを期待したい。

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